学校サボって母校の文化祭に行ってきた。母校の雰囲気は私にはすごく自然だったけれど、もうさすがに高校生に混じってあの頃と同じことができるとは思えないな。もう大人の女だからぁ。
 妹のステージはまだ初日ということもあって、少し緊張気味(妹以外が)だったけれどなかなかよかった。千秋楽なんて感動で泣けて泣けて見てられないって。いつも愚痴聞かされたり、家でつかれきってる姿見て、すっごく頑張ってることを知っているから。明日も成功すると良いね。やっぱり頑張っている人は誰でも素敵です。


 金曜の午前ということもあってそんなに盛り上がっていなかったし、同学年の卒業生にもほとんど会えなかった。でも先生方が結構暇そうでゆっくりご挨拶(もちろん「ごきげんよう」・嘘・笑)できた。先生方、後輩たち、会いたかった人にはだいたい会えた。結構有名人な私。大学での活躍(?)も知れ渡っていて、ほめて(?)下さる先生も多かった(大学サボってきてるのにね)。元担任の先生、恩師の物理の先生、化学の先生、英会話の先生、数学の先生、公民の先生、中1の0から習った英語の先生、聖書の先生、家庭科の先生、国語の先生・・・。


 なにより話せてよかったと思うのは、卓球部の顧問の先生。私が途中で卓球部をやめてしまってから、気まずくてきちんと話すことができなくなっていた。お互い笑ってあの頃のことを話せるようになるまで何年かかったんだろう。「あの時やめてしまったけれど卓球部に入っていてよかった」というと「途中でやめられたこっちは大損なんだ」といわれた。それはわかっているけれど、それでも入っていてよかったと気づいて素直に認められるようになるまで長い長い道のりでした。卓球と大学の部活が似ていると思う、と伝えると「結局のところなんだって同じなんだ、ただネットがあるか、ラケットがあるのか、そういう違いなんじゃないのか」って言われた。これには救われる思いだった。逆境にあっても他に楽しいことがいっぱいあっても、大学での部活を頑張ってきたのは私もそう思っていたから。それを自分が一度裏切ってしまった先生に認めてもらえたなんて。自分が今の部活を頑張っている理由が見つかった。最近「もう引退したい〜」なんて言っている私だけれど、卓球の先生への感謝の気持ちも込めて、もっと頑張ってみよう、あの頃みたいに。